マンガ描いてみたいけど
ストーリーがつくれない……。
私がやっている方法
ストーリーやプロットを書くためのテクニックとして、有名なものはいくかあると思います。
ト書き、絵コンテ、三幕構成……もっと発想法に近いものだと、マインドマップ、箱書き、ブレーンストーミングなどがありますね。
では、私が実際に使っている方法はというと、「手書きで書く」です。
自分なりに上記の方法なども調べたり、試したりしてきましたが、やり方はさほど関係ないという結論に達しました。
いまアイディアを練るときの方法として、一応決めているルールは手書きということだけです。
手書きのメリット・デメリット
思いついたことを片っぱしから書いていきます。
このときに使えるか使えないかとかは考えません。ひとまず書きます。消しません。
好きなところに好きな大きさで書けます。
なので、自分の考えにリンクさせやすいです。
箇条書きにしてみたり、四角でかこってみたりすることで、自分の考えをよりわかりやすく客観視しやすくなります。
書いても、なくしたり、その後二度と見ることがなければ、当然役立てることができません。
私の場合は、B5の無地のノートか、iPadのメモアプリのどちらかに書くようにしています。内容によって何冊もノートを使い分けると管理や、開いて書き留めるまでの労力が増えてしまうので、一冊のノートになんでも書くようにしています。
出先でペンを使いづらいときは、スマホのメモアプリにキーワードだけメモするようにしています。
考えや構想をまとめるのにノートを使うのも、思いついたことをメモすることも私はもう習慣になってしまっています。そうするのが自分にとって一番良い方法だし、めんどうだとも感じません。
はじめはめんどうに感じるかもしれませんが、考えを書いていくと頭の中が整理されて気分がいいですし、慣れてくればネガティブな感情は抱かなくなります。
決まった絶対の方法はない
ストーリーやアイディアを練っているときに、良い考えが思い浮かばないと、だんだん絶望してきます。で、「アイディア 思いつかない」とかで検索して、方法論ばっかり詳しくなる、ってパターンですよね。だいたい。
そうやって出てきた方法をだいたい試してみてもうまくいったり、いかなかったりなんです。
だから細かいテクニック的なオプションは最重要ではないと考えるようになりました
だめなときは気分転換しよう
- 部屋でずっと考えてもだめなときは、散歩に出てみましょう。
- ねむいときは一旦いさぎよく寝ましょう。
- ごはん時になったら食事はとるようにしましょう。
- もやもやするときはシャワーを浴びたり、歯をみがいたりしましょう。部屋や机の掃除をするのもいいですね。
生活のことを気分転換として、とりあえずでもやっておくと楽になります。
寝る前にタスクの借金がたまりません。
生活も快適になります。結果的により良く創作に取り組んでいけます。
抽象度を高めて考える
一つのことを突きつめて考えたり、思いついたアイディアから構成をまとめていくという作業の過程には、魔法のようなテクニックはないように思われます。
愚直に思われても、ただやっていくしかありません。
唯一コツのようなものがあるとすれば、「抽象度を高めて考える」ことです。
これは考えている最中の指針で、あんまり普段から意識したことがないと難しいかもしれませんが、訓練してみるといいですよ。
たとえば、物語の起承転結のそれぞれにキーワードを設定します。起に「問題」、承に「深まる謎」、転に「急展開」、結に「意外な真相」という具合です。
そこから、より具体的なエピソードを考えて当てはめていき、話をつなげていけばミステリーっぽい話がつくれたりします。
また、もっとワンポイントなアイディアを抽象化するという方向性もあります。
たとえば「はじめて見る夕日」という言葉が思いついたら、そのシチュエーションが活きるような設定やエピソードを考えていきます。
目が病で見えなかったとか、その人を献身的に支える人だとか、あまりの美しさに涙するとか、そういうのを盛っていって膨らませて物語にしていきます。
方法よりも姿勢が大事
普段から思いついたことをメモしたり、アイディアをまとめるときにはノートに向かってペンを走らせたり、特別なテクニックはありません。
ようは、姿勢の問題なんです。
「話なんか自分には考えられない」と決めつけないで、やってみましょう。
はじめはうまくまとめられなくても、一歩ずつやっていけば話を完結させられるようになります。
まとめ
今回はストーリーの発想法や考え方についてまとめてみました。
ノートや手書きはテクニックといえば、テクニックかもしれませんが、それほど特別なことでもないですよね。だから、あえて記事にしました。
この記事の内容はストーリーを考えるときだけでなく、なにか考え事をしているときなんかでも使えます。現に私はなんでも書いて考えるようにしています。
脳内だけで考えていてもうまくまとまらないので、一度紙の上で言語化してから、また考えるという具合です。書いてしまえば、同じことは考えないで済むので、PCでいうところのメモリー開放と保存が一度にされる感覚です。
ノートとペンを片手に、ぜひやってみてください。