ChatGPTは対話ができるAI
OpenAIという団体が発表したChatGPTというサービスは、対話することができるAIです。
こちらが投げかける言葉に対して、返答が自然でかなり賢いです。
たとえば、ビジネスプランについて相談すると、それに適したサービスや進め方を具体的に提示してくれます。
Gigazine | ChatGPTをビジネスのアドバイザーとして使った結果驚くべき回答が行われる
利用は無料で、OpenAIのアカウント登録を行うと使用することができます。
ChatGPTでのやり取りも研究に用いられるので、チャットには個人情報など入力しないようにしてください。
シンギュラリティについて聞いてみた
ChatGPTは日本語も堪能なので、気になる質問をいくつかしてみました。
まずは、シンギュラリティについてです。シンギュラリティは、AIの知能が人間を凌駕して、なんかすごいことが起こる! ってやつです。SF作品でえがかれたりもしますが、現実にどういったことが起こるのかよく分からないので聞いてみました。
スマートな回答です。
シンギュラリティの詳しい説明から、どんなことが起こりえるかを教えてくれます。
またChatGPT自身に、シンギュラリティ点かと聞くと、否定しました。
AIが人間の感情を理解できるようになるか
人間の感情についても聞いてみました。
AIは人間の感情はやはり完全には理解できません。
しかし、「感情のパターンを学習し、擬似的に再現することはできますか?」と尋ねると、それはできるという返答が帰ってきました。
たとえば、ChatGPTのような対話AIと、自然な人の音声をつくるAIを組み合わせれば、会話が可能なシステムを作ることができるかもしれません。
感情もある程度定形化して、さまざまなパターンをあらかじめ用意しておけば、いわゆる人間っぽい反応を再現することも可能だと思います。
まとめ
これまでもテキストを打つとたまにそれっぽい返信をするくらいのAIはありましたが、ChatGPTはより賢く自然という印象が強いです。
ただし、返答できない質問もあります。たとえば、神についてです。問題になりえる特定のトピックや、学習されていない事柄には答えられません。
また、あくまで対話型AIなので、その回答が100%正しいとは限りません。
誤った情報や、偏りのある文章を提示してくることもあります。その点は注意が必要です。
このサービスを直接なにかに活かすというより、現時点では対話そのものを楽しむという使い方が良い気がします。もしくは、アイデアのヒントを得るなど。
知りたい内容によっては、ネットで検索するより便利なケースもあるかもしれません。
そもそもAIと対話できるという体験自体がとても興味深いものなので、ぜひみなさんも試してみてください。