私自身はこれまで、もう7年ぐらい喫煙者だったのですが、去年の年末から禁煙しています。
期間はまだ1カ月ほどですが、特に「吸いたい!」という感覚もないので、記事にしてみることにしました。
先にいっておくと、「本気で禁煙したい人」の参考になるような例でもないかと思います。
1.喫煙をはじめた頃
はじめたころはまだ大学生でした。
当時は自分の中でわりとしんどい日々を送っていてやりきれない夜が多かったので、すこしでも楽しみが欲しくてたばこを吸いはじめました。
吸いはじめてから、いろいろな銘柄を試している期間は楽しかったです。
メンソールと極端に軽いのを除いて、たばこ専門店にあった紙巻たばこはほぼ全部試しました。シガーとジャグもすこしやりました。(のちにVAPEもすこし)
絶望? 大学生の日々
講義は大体おもしろくなく、でも取らなきゃいけないのでテストやレポートを攻略するだけの作業になっていましたし、サークルではバンドをやっていたのですが、身内同士でコピー曲のライヴを見せ合うだけの学芸会みたいなもので、おまけにお金は消えていくし、バイトはコンビニで最低賃金ぎりぎりのわりに宅急便とか公共料金の支払いとか単純なレジ打ち・品出し以外の仕事も多くて、早くシフト終わらないかなって考える日々でした。
時には漠然と将来のことも考えます。本当はわりとまじめにですが。
先輩や卒業生は公務員とか郵便局とか銀行に就職していくのが大半でした。
それらの仕事は自分に向いているとは思えず「夢も希望もないな」って感じでした。
2.一日のペース
一日にはおおよそ、3~10本ぐらいで吸っていました。
少ないときには朝に一本吸って、あとは帰宅してからと夜で3本ぐらい。
多くても10本ぐらいで、1箱とかはいかなかったです。
一応自分の中で決めていたのですが、なんとなくや癖ではなるべく吸わないようにしていました。
自分の中で楽しみや趣味という位置づけだったので、極力おいしく吸えるようには心掛けていました。立て続けに吸ったり、体調悪いときに吸っても、苦いばかりでおいしくないので。
3.禁煙した、というか気づいたら吸わなくなっていた
2019年の年末に外でたばこを切らしたのですが、帰りにあえて買いませんでした。
そのころは週末にも似たようなことをしていて、休日はあまり自分の中でたばこの必要性もなかったので、「どうしても欲しくなったら買いに行くか」ぐらいの心構えで、週末は結局買わず、平日になったら外に出るのでついでで買うという感じでした。
年末もいつもの週末と同じぐらいの気持ちでたばこを買わなかったのですが、休みが長かったので、その分たばこから遠ざかる期間が長くなり、「もう吸わなくてもいいか」という心境に至ったのです。
4.たばこのメリット・デメリット的な
まあ、まずたばこは体に悪いですね。
あと、くさいですね。やめましょうw
禁煙一カ月ぐらいですが、よく聞くような体が軽くなるとか、ご飯がおいしくなるとかの変化は特に感じていないです。
私がたぼこを吸っていた時のメリットというか使い方について
仕事の休憩や区切りがついたところで吸っていました。
そうすることで頭が整理されるというか、余計に考えない時間を10分程度つくることで意識をクリアにしていました。(いまは違う過ごし方にしています)
だから比較的に頭を使わない作業や遊びする日は、私の場合あまりたばこが欲しくなりませんでした。
あと、ニコチンによるドーパミンの分泌等も期待していたのですが、実感としてはほとんど効果ありませんでしたね。やる気の出ない朝に一服したくなる時期もありましたが、本当に効果があっても微妙にだと思います。
禁煙してからよかったこと
第一に節約ですね。月に何千円かでも、ただで浮くなら結構お得感ありますよね。全然ちょっとしたものとか買えますし。
それから、においですね。飲食店でも、職場でも、プライベートでも、くさいのは良くないと、たばこを吸っているときでも思っていました。ま、当たり前ですよね。
日に3本以下の時期なんか、その本数でたばこ臭いと思われるのは損やな、みたいな考えになってきたのも、吸わなくなった一要因ですね。
あとは時間も若干浮きました。
もっと1日に一箱とか吸う人なら実感も大きいと思いますが、1本につき5分前後ぐらいはかかるので、1日単位だとまあまあまとまった時間になります。
実感として使える時間が増えた感じもあります。
余計に時間の勘定をする場面も減りました。
まとめ
- 吸いはじめる前
たばこを吸ってみたい
- 1年目色々吸ってみる時期
言うほどおいしいか?
まあでも色々試してみるのは楽しい - 2年目日にそこそこ吸う時期
習慣化してしまって今思えば結構惰性だった
- 5年目~あんまり吸わない時期
「1日に3~5本ぐらいだったら値上がりしても
別に続けていて平気か」 - 7年目さらに吸わない時期
「吸っても吸わなくてもいいんじゃないか」
と思いはじめる - いま禁煙
「だったら吸わない方がいいか 」
という心境に至る
以上が私がたばこを吸いはじめてから、「もう吸わなくてもいいか」と思うようになるまでです。
ヘビースモーカーの方とはケースが異なるかなと思うのですが、自分の中で禁煙に踏み切れた理由があるとしたらと、「おいしく吸う」ことに多少なりともこだわっていたことですかね。
なんとなくのクセでたばこに火をつけてしまったときは「いかんいかん」と自分を正します。チェーンスモークもしないようにします。さらにいえば、クールスモーキングを心掛け、なんなら湿度は高めがいいです。銘柄は半端に気を使って「○○ライト」とかにするよりも一番好きな銘柄にします。
そうすると、てきとうにたばこを浪費することが減ります。
たばこの味をよく味わうようになります。
そして、「おいしいか?」と疑問を持ちます。
お金と臭いについては明確に「デメリットだな」と考えるようになります。
「日に1~3本ぐらいだったら別に吸っていてもいいか。
……でも、別に吸わなくてもいいな」と考えるようになります。
禁煙できます。
お試しあれ!