1.スペースキーが横に長い
日本語配列では「変換」キーや「無変換」キーなど、使わないキーによってスペースキーがかなり短くされています。
ホームポジションで指を構えているときには、スペースキーが短くてもあまり困りません。
しかし、Ctrlキーの複合入力をしたり、BackspaceキーやDeleteキー、ファンクションキーなど押すために指をすこし伸ばすと、日本語配列の場合スペースキーから親指が離れてしまうので、すぐに押すことができません。
英語配列のスペースキーはホームポジションにこだわらず押しやすいです。
特にページのスクロールさせる際や、ペイントソフトのキャンバス移動のショートカットなどは、ポジションをちゃんと構えずとも押しやすいのがストレスフリー。
2.Enterキーが押しやすい
大きいから押しやすいとよく誤解されていますが、Enterキーは英語配列の方が断然押しやすいです。
理由は英語配列のEnterキーは日本語配列のものよりキー1つ分近いからです。
ホームポジションの右手小指をキー2つ分、右へ動かせばEnterキーが押せます。むりのないストレッチです。
日本語配列の場合は、これがキー3つ分となるので、ホームポジションを維持したままだと小指をすこしがんばって伸ばす感覚があります。無意識に押すときにはほとんどの場合、右手はすこし浮いた状態でEnterキーを叩いていることが多いです。
ネットで有名なEnterキーを「ターンッ!!!」ってやるネタも日本語配列だから生まれたのだと思います。英語配列のEnterは静かに押せます。
3.記号キーの並びが整然としている
英語配列キーボードはー + 、[ ] の対応するキーがそれぞれ横並びになっていて、直感的にわかりやすいです。
日本語配列キーボードでは縦に並んでいたり、離れていたりして、目で探してしまいます。
[ ] のキーはペイントソフトではブラシサイズの変更で使います。英語配列では右がブラシサイズを大きく、左が小さくする配列になりますが、日本語配列の場合は、下がブラシサイズを大きく、上が小さくする、と直感に反する並びになってしまいます。
日本語を入力する際の「」(かぎかっこ)の入力にも影響がありますね。
ー + も記号の中ではよく使うキーですね。
Ctrl と合わせて、ブラウザの表示倍率を変えられます。ペイントソフトでもキャンバスの表示倍率を同様のショートカットで変えられます。これらのキーが上下に離れていると使いにくいです。
4.キーにひらがなの印字がない
かな入力の際には必要ですが、かな入力を使っている人は結構少数派だと思います。
完全に見た目の話ですが、キーにひらがなの印字があると、ごちゃごちゃしてださいと私は常々思っていました。
日本語配列のRealforce(画像の黒いキーボード)を買うときでさえも、かな印字がないものをあえて選びました。
ローマ字入力しかしない人にかなの印字は無用。
英語配列キーボードのデメリット3つ
1.慣れは必要
英語配列キーボードのデメリット第一として、慣れが必要だということです。
日本で生まれ育っていれば、触れるパソコンのキーボードは基本的に日本語配列のものだと思います。
それから英語配列のキーボードに慣れるには、誰でも抵抗が生じます。
また、いろんなパソコンで作業する必要がある人は、英語配列に慣れても出先ではほとんど日本語配列のキーボードを使うことになってしまうので、頭が混乱してしまうかもしれません。
2.半角/全角キーがない
ありません。
英語と日本語入力の切り替えはCtrl+スペースでできるようにしています。
個人的にはこのショートカットの方が、左上にあるキーを押すよりも指を伸ばさないので楽です。
3.@キーは複合入力になる
アットマークは英語配列ではShift+2 の入力になります。
これも慣れれば左手だけで押せるので、そこまで手間には感じません。
まとめ
英語配列のデメリットは、ほぼ慣れやキーボードを使う環境によるものくらいなので、個人的には英語配列の方が断然優れていると思います。
昔は小説を書いたり、いまでも記事や漫画のセリフを打ち込んだり、キーボードは結構使ってきているので、これは割と自信持って言い切れます。
あえて日本語配列のキーボードを使う理由は、冷静に考えてみても一つも思いつきません。しいていえば、英語配列のデメリットで上げた3点でしょうか。
特に文章を入力しているときにストレスとなるのは、日本語配列だとEnterキーがキー1つ分遠いことです。もう私は日本語配列で文章を打ち込みたくありません。
そのくらい英語配列のキーボードはおすすめです。スペースも押しやすくて、記号の並びも分かりやすい。