目のデザインの考え方【温故知新?】

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キャラクターの目って難しいですよね。
特に「模写だと描けるのに、オリジナルの絵やキャラを描くとなると、もう全然、どうしていいのかわからない……」ってことありませんか?
今回の記事ではそんな悩みも解決していきます。

1.キャラクターの目をうまく描けない理由

  • デフォルメ度が高いから
  • デザインをインプットしていないから

純粋に「目が描けない」という場合はたいてい上記の2つが要因になっている場合が多いです。
表現したいシチュエーションやキャラに対して根本的に画力が足りていない場合などは除きます。
以降の章で詳しく見ていきましょう。

2.目のデフォルメ度は高い

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このようにリアルっぽい目はアーモンドを横にしたような形です。

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ところが、アニメ等の美少女キャラの目は縦に大きく卵型に近いです。
まつげや瞳など、それぞれのパーツに対応はしているものの、形に大きな乖離があります。
これでは人物の写真を用意しても、美少女キャラの顔を描くのは難しいですね。

そもそもデフォルメとは?

辞書的には、フランス語で対象を変形して表現することを指すらしいです。
絵を描くときに使われる「デフォルメ」は、ある特徴を強調したり、省略して表現するという意味合いが強いと思います。

特に日本では、昔から浮世絵のように線画で表現する文化が発達していますね。
漫画やアニメもたくさん作品があり、歴史があり、それだけ絵柄やデザインの遍歴があるわけです。

リアルな目から、自分だけのデフォルメデザインを発明してやる! という意気込みも結構だと思いますが、それははるか昔の絵描きと同じところからスタートすることと同じです。
現在から、さかのぼる必要がある絵柄やデザインを取り込んでいけば、かなりの時間をショートカットできるのです。

3.デザインはインプット

前章でも述べましたが、デフォルメ度の高いキャラの目は、歴史のあるデザインなので、ある程度カタチをインプットしていった方が早いです。

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卵のように極端に大きな目でも、元は現実の人間の目であり、時代や流行によって変化があるということを理解しておけば、これからも対応していくことはできます。

自分の絵柄を確立したいときも、これまでの絵柄の歴史を抑えておいた方が間違いなく、新しく人に受け入られやすいものが考えやすいはずです。
リサーチなしでは先人と同じもの、あるいは似たようなものを思いついてしまう確率も高くなってしまいます。

4.実際に自分の絵を描くとき

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自分のオリジナルの絵やキャラを描くときも、これまでの話の延長です。
ますは練習として、好きなキャラや気になった作品の模写やスケッチをします。
しかし、いざ自分の絵を描く段階になると、多くの人は「偉大な発明」をしようとしがちです。ステップはなるべく小さくしましょう。それが成功の秘訣です。
目の描き方は、好きなキャラの描き方と同じかすこし変えたもので、最初は十分です。

また、これは目の描き方に限らず、絵全般においてもいえることです。
全然まったくカタチを知らないモノをいきなり描こうとするのは、わりと無謀なので、よくわからないモノは資料を見ながら描きましょう。
なんでも、上手く描く方法は「よく見て、良く描く」しかありません。

まとめ

今回の記事は「目のデザイン」にフォーカスしました。
理由は、目がキャラのパーツの中でも一番デフォルメの度合いが高いからです。

この記事の内容自体は「目」の部分を「鼻」や「髪」に変えても読み替えることができます。
この記事のコアは「過去の作品からエッセンスを抽出し、自分の作品に活かす」ということです。
ここまで抽象度を高めると、あらゆることに応用できます。実はいろんなことは繋がっているんです。

私ももちろん、「目の描き方」でもつまづいてきましたが、この記事が同じように悩んでいる方に届けば幸いです。